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4. オープンシステムのデメリット

オープンシステム :CM方式には施主にとってメリットだけではなく、もちろんデメリットもあります。

デメリット知ることでより効果的にシステムを利用できると思います

  1. 設計事務所は、始めに予算を伺いますが、工事代金の総額を最初に決めて請け負うことはできません。(予算の最終確定は、設計図が完成して、各業種の見積り集計後と成ります。)
    どの様な工事も、正確な金額は工事前には分からないものです。 一般的な請負契約方式も、施主の希望金額と合わせるために、いろいろな手立てを取る為、建築トラブルが絶えないのです。(予算を合わせる為の、手立ては常に施主に有利な事とは限りません)
  2. 見積り後に予算がオーバーした場合は、目標金額へ向けて設計事務所が調整作業に入りますが、その時にはお客様の理解と協力が必要です。
    →設計者は仕様が決まるにしたがい設計中に大体の費用概算は出しますが、最終的には専門工事業者からの見積りを積みあげることにより全体の工事総額が判明します。
    目標金額がオーバーすれば、設計者は当初のコンセプトを壊さない様に変更をするなど調整作業に入ります(設計変更、VE作業等)。この時、自分の希望や要望が実現出来ない部分が出る事もあります。
    建設計画には、予算と製品購入や建物を形にする、原価とのやり取りが生まれます。一品生産の建物に取って、正確な最終予算の把握は、一つひとつの積み上げなのです。予算の確定が遅いモドカシサを、オープンシステム(CM)の欠点と考えるべきでしょうか。
    坪単価での大まかな予算把握や、簡単な図面での予算決めこそが、穴だらけの大まか建築計画です。今までの請負契約の進め方では、業者のペースで計画が進む事に成ります。
    その進め方で、施主の皆さんは太刀打ち出来ますか?専門のパートナーが必要なのは、その点なのです。 不満や欠陥が出てからでは、遅いのです。形が出来上がり、引渡しを受けなければならない時では、元に戻せません。 詳細な、予算組こそが価格の透明性に繋がり、問題回避に成ります。お金の透明化が、トラブルを防ぐポイントです。
  3. 業者の選定にも関わっていただきます。
    多くの専門工事業者からの見積りを見ながら建築士と話し合い業者を決めていきます。
  4. 支払い月ごとに、建築士の作成する支払い表にもとづき、施主が直接、各専門業者に  支払うことになります。(銀行振り込みが一般的です。)
    一括で支払う形式ではありませんので、資金の調達には心配りが必要です。
    当事務所では、独立系ファイナンシャルプランナーによるアドバイスをお勧めしています。
    (資金調達機関について、支払い金額、金利関係、将来設計との関連等についてのアドバイスを行います。)

これらのデメリットは、今までの一式請負方式(ハウスメーカー、工務店)の場合にも言える事です。 ある意味、これらのデメリットは、一つの事業を行う時には、起こり得る事柄かもしれません。

全てをお任せでは、余分な費用や無駄なお金が掛かる事に成ります。

今までは、オープンシステム方式が無く選択の余地が有りませんでした。 積極的に自宅建設に関わり、将来に向けた大きな事業を良い形で完成させる事が、オープンシステムを利用する大きな利点です。

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パッシブハウス・無暖房住宅・外断熱の今川建築設計監理事務所: 2006年08月13日|ページの 先頭へ|