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1. はじめに

オープンシステムは、CM :コンストラクションマネジメントの日本版です。

アメリカで出来たCMは、複雑な建築生産システムに措いて必要性と実行性で認められた生産システムです。

一方日本では、請負型の生産方式が今も主流です。

しかし、その日本的建築生産方式(請負型)に、無理が有り歪みも出ています。

何故、請負型では問題が起きるのでしょうか。

それは、重層下請体制に有ります。

重層下請体制について

最上部の会社(元請会社)が施主と契約し、各業種毎に発注金額を確定して下請契約を結んでいきます。

更に、契約した下請は孫請け会社と再度契約を結びます。

そしてその繰り返しが起こる場合もあります。

その様な、重層契約を繰り返すと、契約するたびに会社経費、利益などが掛り、施主の建築費に反映されないお金が増えていきます。

また、責任のウエートも偏り、曖昧な責任分担が起きます。

スーパーゼネコンでもトラブルが絶えないのは、この契約形態が原因です。

設計の外注による構造計算偽装問題も、重層契約の問題を浮き彫りにした事件です。

また、手抜き工事問題も、施主が契約した工事金が重層契約の間に、適正な金額を下回り結果無理な工事契約金額に成り、適正な工事を行う事が出来ない状態にしてしまう事が原因の一つです。

まず、工事責任について工事契約者が負うと言う、仕事上の約束が果たせる状態を作る必要が有るのです。

CMは、設計・監理と施工業者を切り離し、更に施工業者は各業種毎(大工、内装、左官、電気、衛生設備etc)に分けて、施主と直接契約します。

この様なCM方式は、大型工事では実際に有りましたが、個人住宅や小中規模工事では殆んど行われていませんでした。

それを、どんな工事規模にでも活用出来る様にしたCM方式が、オープンシステムなのです。

不透明な工事金額や各工事費明細の把握など、今まで請負方式では出来なかった事を、オープン(公開)にするCMの日本版がオープンシステムです。

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パッシブハウス・無暖房住宅・外断熱の今川建築設計監理事務所: 2006年08月13日|ページの 先頭へ|